整形外科リハビリと鍼灸、何が違う?

整形外科リハビリと鍼灸、何が違う?

整形外科リハビリと鍼灸、何が違う?

「捻挫をしてしまったかも」「腰が痛い」「背中が痛い」などさまざまな理由で整形外科に行ったことがある方は多いと思います。

整形外科では多くの場合、まずレントゲン撮影を行います。レントゲン画像を見ながらお医者さんが診察を行い、必要であればCTやMRIなどさらに検査を行ったり、必要な処置を施したりしていきます。
そして病院内にあるリハビリテーション科で、しばらくの間、継続的にリハビリテーション(以下「リハビリ」と略して記載します)を行っていくのが一般的な治療の流れです。

リハビリは何のために行うの?

リハビリを行う目的はさまざまです。たとえば以下のようなリハビリの目的が考えられます。

リハビリテーション科では、患者さまの目的にあった運動療法や歩行訓練などのリハビリを理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などが行っています。

でも実は、リハビリテーション科のお世話になるのは整形外科にかかる症状だけではありません。
脳梗塞や脳卒中の後遺症、高次脳機能障害、パーキンソン病などさまざまな症状の方がリハビリを受けています。
日常生活を取り戻すため、機能障害を補うためなど生活の質(QOL)がすこしでも改善されるよう、リハビリを受けていらっしゃいます。

リハビリと鍼灸治療

最近、リハビリテーション科の中に鍼灸師がいたり、リハビリの一環で鍼灸治療をすすめるお医者さんも増えてきました。

日常生活の動作を訓練していく理学療法や、機能障害を補う訓練をしていく作業療法に加え、鍼やお灸などの物理療法を取り入れて痛みやふるえの軽減を行っています。

リハビリと鍼灸治療、どちらか一方だけで症状が改善されるわけではありません。
日常生活を取り戻すために、療養中に弱ってしまった筋力を鍛え、日常生活の動作を行う訓練を行うことはとても大切です。
でも痛みや麻痺、ふるえなどがあるとリハビリの訓練も苦痛になってしまいます。鍼灸治療を受けることでその苦痛や精神的な不安を少しでも取り除くことができるのです。

肩こりや腰痛などの慢性的な症状に限らず、パーキンソン病や脳梗塞後遺症などリハビリを受けているけれども痛みやふるえを少しでも止めたい、と考えて湯川鍼灸院に来られる患者さまが多くいらっしゃいます。
その理由は、院長である私が、鍼灸の専門学校に通っている頃から、また鍼灸師になってからも、近隣の総合病院で10年間、看護助手として勤務し、はり師およびきゅう師の資格取得後は鍼灸師として、パーキンソン病の患者さまの介護や鍼灸治療をさせていただいていたからです。→ 詳しい経歴は「湯川鍼灸院のご案内」をご覧ください。

湯川鍼灸院では訪問診療も行っていますので、安心してお問い合わせください。